JAZZY HOUSE

所在地:埼玉県川口市  用途:住宅  種別:新築  構造:木造  延床面積:103.74m2  施工:竹内建設
音響設計:アコースティックエンジニアリング
企画:すまいポート21『設計コンペで建てる家』

埼玉県川口市に計画された音楽が好きな施主の「住宅」である。 この住宅の特徴は、1階に設けたリビングルームである。リビングルームと言ってもソファに座ってTVを観るそれではなく、『楽器の演奏をして友人達と団欒する部屋』である。 敷地は住宅街で6本もの道路が交差する角地。建物はこの変形な敷地にあわせて五角形になっている。道路に面する外壁には、防音対策から小さな窓のみ。あえて住宅に見えないような外観にする為に、雨樋、換気口は周囲から見え難い南面に集約し、ニュートラルなグレーで塗装を施した。さながら『町の工場』のような様相である。
1階のリビングルームには厳しい遮音性能と共に、豊かな音響空間が求められた。エンジニアによる音響設計のもと、現場にて遮音測定を行い、充分な性能を確保している。 2階ダイニングキッチンの窓から自然光を取り込み、吹き抜けから1階リビングルームへと自然光を導いた。 また2階北側に設けたテラスは白い壁とし、反射した自然光をこちらも吹き抜けから1階リビングルームに取り込んでいる。照明によって明るさを確保する防音室が一般的であるが、リビングルームである以上、『自然採光』を絶対条件として計画を進めた。こうして施主の要望した『時間を気にせず、音楽を楽しめるリビングルーム』は、完成した。
(テキスト・写真撮影:川原崎)

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防音対策から小さな窓のみ。外壁に露出する雨樋、換気口なども周囲から見え難い壁面に集約した。N-50のグレーで塗装された外観は住宅というよりも、さながら『町の工場』

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玄関ホール。右側がリビングルーム(防音室)。ドアは2重の防音ドア。左右の窓は同じ高さになっており、リビングルームから前面道路まで視線が抜けるように配慮している。

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1階リビングルーム。吹き抜けの両側から自然光を取り込む。厳しい遮音性能を確保しながら昼間は照明を使わなくても十分な明るさを確保している。どこか即興的で整理されない空間を目指した。

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床のフローリングは土足での利用も考え、強靭な耐久性のある南洋材アピトン。左側の湾曲した壁の中はトイレ

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吹き抜け。2階北側に設けたテラスは白い壁が反射板となり吹き抜けを介して自然光を1階リビングルームに取り込んでいる

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フローリングを一枚一枚貼った階段

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2階のダイニングキッチン。窓から入る自然光はこの部屋を通過し、吹き抜けから1階リビングルームへ光を届ける

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吹抜けに面したFIXの窓。水槽を覗き込むように1階リビングルームを見下ろす事ができる。ダイニングキッチンからの視線は北側のテラスまで抜ける

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洗面室と浴室

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バスタブを置いただけのシンプルな浴室

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北側の三角テラス

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