Sadaki Deli 移転計画
所在地:東京品川区 用途:飲食店 種類:インテリアデザイン
目黒不動にオープンし人気店となっているサダキデリの移転計画。山手通りをはさみ向かい側のテナントに移転する事となった。
旧店舗のイメージを壊さず、そのまま丸ごともってくる事がコンセプトとなった。 旧店舗の設備、備品もまだ三年しか使ってないものも多く、コンセプト通りイメージだけでなく
モノも丸ごともってくる事となった。
丸ごともってくる。といっても当然 新店のテナントは形状や状況はまるでちがう。
新店のテナントもスケルトンになっているわけではなく、この地で永く続いていたお米やさんの店舗がそのままの状態だった。
全てこわしてしまうのではなく、サダキデリとして使えるものは慎重に残し そこへ向かいの旧店舗から移設する事を主として計画した。
板張りの壁、床板は元々のお米やさんの精米場、倉庫があった場所にもともとあったモノ。無垢のすぎ板には長年の精米作業により適度にあぶらが染込んでおり自然とワックスが
かかっている状態だった。床は油分が多すぎたので表面を削り再塗装をした。 長年染込みつづけた壁の深いツヤには新しい床のコーティングは適わない。 しかし床もこれから経年変化していき
バランスがとれていくだろう。
既存の板張り壁に穴をあけ厨房を設置。新しくてを加えた場所は白で統一し、既存の部分と新しい部分のコントラストを強くだした。
新しい部分はフロント側になるので明るく入りやすくする意味もあり白にしている。
一部外壁だった場所も今は店内。シャッターのレールもそのまま残っている。
外のテント など サイン関係はすべてそのまま向かいからもってきた。
向かいの旧店舗のオープン時 建物の形状は当然違うがイメージはそのまま向かいに移った。