蒲生の家
| 所在地| | 埼玉県越谷市 |
|---|
| 面積| | 149.03㎡ |
|---|
| 構造| | 木造 |
|---|
| 用途| | 住宅 |
|---|
| 種別| | 新築 |
|---|
| 設計・監理| | クルー建築設計事務所 川原崎唯史 |
|---|
| 構造設計| | いからし建築構造研究所 五十嵐有紀 |
|---|
| Location: | Gamou koshigaya,Saitama |
|---|
| Area: | Total:149.03m2 |
|---|
| Structure: | Wood |
|---|
| Function: | House |
|---|
| Type: | New construction |
|---|
| Design: | Krew architects/Tadashi Kawarasaki |
|---|
| Structural Design: | Ikarashi Architectural Structure designers/Yuki Ikarashi |
|---|
埼玉県越谷市蒲生に建つ住宅の建て替え計画である。
敷地は開放的でゆとりがあり、近隣とも適度な距離を保ちながら計画することが可能な環境にある。敷地内には豊かな緑も残り、設計的な制約は比較的少ない、恵まれた条件の土地であった。
この地に50余年、木造平屋建ての住まいで暮らしてきた施主は、建物の老朽化に伴い建て替えを決断された。これまでの生活環境への愛着と、これからの暮らしを見据えた結果、同じく「平屋建て」を強く希望された。
平屋と決まってからは、環境・美観・経済性のバランスから導かれるプロポーションを丁寧に検討し、「いかに美しい屋根を架けるか」に設計の主軸を置いた。
建物配置は、既存住宅とほぼ同じく敷地北側に寄せて計画している。
諸条件を整理すれば自然な配置ではあるが、それ以上に、この地に人生の半分以上を重ねてきた施主が、全く異なる建ち方の家に住まう姿を想像することがどうしてもできなかったことも、大きな理由のひとつである。
設計開始時には、30〜40項目にわたる具体的な要望リストを受け取り、それを基に平面計画を進めた。
しかし本計画で大切にしたのは、要望の実現だけではない。
グリッドによる平面構成、切り取られる風景、回遊する動線計画。
既存の家での生活の中で施主が無意識に感じていたであろう感覚や記憶を、ふとした瞬間に呼び起こすような「住み手にしか分からない仕掛け」を、空間の随所に散りばめている。
50余年の歴史を内包していた旧家の記憶を静かに反映させたこの住まいもまた、世代を超えて住み継がれていくことを願っている。
敷地は開放的でゆとりがあり、近隣とも適度な距離を保ちながら計画することが可能な環境にある。敷地内には豊かな緑も残り、設計的な制約は比較的少ない、恵まれた条件の土地であった。
この地に50余年、木造平屋建ての住まいで暮らしてきた施主は、建物の老朽化に伴い建て替えを決断された。これまでの生活環境への愛着と、これからの暮らしを見据えた結果、同じく「平屋建て」を強く希望された。
平屋と決まってからは、環境・美観・経済性のバランスから導かれるプロポーションを丁寧に検討し、「いかに美しい屋根を架けるか」に設計の主軸を置いた。
建物配置は、既存住宅とほぼ同じく敷地北側に寄せて計画している。
諸条件を整理すれば自然な配置ではあるが、それ以上に、この地に人生の半分以上を重ねてきた施主が、全く異なる建ち方の家に住まう姿を想像することがどうしてもできなかったことも、大きな理由のひとつである。
設計開始時には、30〜40項目にわたる具体的な要望リストを受け取り、それを基に平面計画を進めた。
しかし本計画で大切にしたのは、要望の実現だけではない。
グリッドによる平面構成、切り取られる風景、回遊する動線計画。
既存の家での生活の中で施主が無意識に感じていたであろう感覚や記憶を、ふとした瞬間に呼び起こすような「住み手にしか分からない仕掛け」を、空間の随所に散りばめている。
50余年の歴史を内包していた旧家の記憶を静かに反映させたこの住まいもまた、世代を超えて住み継がれていくことを願っている。


