krew architects : クルー建築設計事務所

民泊対応型共同住宅
ベルカレジデンス

所在地|東京都新宿区大久保
面積|250m2
構造|鉄筋コンクリート造
用途|共同住宅
種別|新築
設計・監理|クルー建築設計事務所 川原崎唯史
構造設計|ミスト 今井伸
施工|ワコーコンストラクション 和田一宏,和田育巳
撮影|マウント 小山俊一
Location:Okubo Shinjyuku-ku Tokyo
Area:250m2
Structure:Reinforced Concrete
Function:Apartment house
Type:New construction
Design:Krew architects/Tadashi Kawarasaki
Structural Design: MIST/Shin Imai
Construction:Wako construction/Kazuhiro Wada,Ikumi Wada
Photo:Mount/Shunichi Koyama
混沌を取り込む、東京の住まい

東京都新宿区、
大久保通りの喧騒から一歩入った住宅街に計画された、訪日外国人旅行客を迎える民泊対応型共同住宅である。

大久保は、ある種の「東京らしさ」が濃縮された街である。遠景には副都心の高層ビル群。近景には隣家の外壁や屋根、細い道路、年季の入った万年塀。看板や電線、生活の痕跡が幾層にも重なり合う。
整えられた都市ではなく、雑多で混沌とした風景。そのリアリティこそが、この街の魅力である。

本計画では、建物周囲の状況をあえて遮断せず、積極的に内部へ取り込むことを選択した。各住戸には大きな引き違い窓を設け、街の風景や気配がそのまま室内に流れ込む構成としている。
都市の断片が、インテリアの一部となる。
客室はベッドを置けばいっぱいになるほどコンパクトである。しかしそれは、均質なホテル空間とは異なる体験を生む。窓の向こうに広がる隣家の外壁や屋根、路地の気配。生活音や光の移ろい。旅行者が「東京に泊まる」のではなく、「東京で暮らす」感覚を味わうための空間である。観光地化された東京ではなく、混沌とした日常の東京。そのリアルな風景を包み隠さず提示することが、この共同住宅の設計意図である。

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