| Location: | Toyota Hino,Tokyo |
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| Design: | Krew architects/Tadashi kawarasaki |
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| Construction: | Harashima kenchiku Inc |
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| Photo: | Krew architects/Tadashi kawarasaki |
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東京都日野市豊田、2世帯が隣り合って住んでいる木造2階建て住宅のリノベーション。
姉世帯は老朽化と既存の生活での使い勝手を改善するべく主に内部の改修、弟世帯は玄関の拡張、テラスの増設等、主に外部廻りの増築が要望であった。個々の要望とは別に、互いの生活スタイル、インフラの整理、将来の変化等、通常の住宅を新築するのとは違う問題をはらんだプロジェクトである。どこで繋がりどこで仕切るのか、解体工事をしないと見えてこないもの、どこにコストを掛けてどこを抑えるのか、既存の家において利用できるものはポジティブに再利用(当時確りと作られた建具は同じものを作る手間とコストが現在のものでは見合わない)し、時間を経たものと新しい部分が主張する事なく、共存している空間をデザインできないかと考えていた。(それがリノベーションでないとできない空間なのだから。)姉世帯は、工事途中にわかった構造体の状況から『階段の位置を変える』という大きな設計変更を行った事で、その階段が最終的にはデザインのスパイスとなり、空間に変化と面白さが生まれた。既存の住宅の特質と関係性を読み込み、そこに潜む空間的な魅力を見出せた「建築的なリノベーション」ができたのではないかと思う。