krew architects : クルー建築設計事務所

スーツ×美容室
『K-51international by es hair make』

所在地|東京都港区
面積|115㎡
用途|オーダメイドスーツ店+美容室
種別|インテリアデザイン
設計・監理|クルー建築設計事務所 川原崎唯史
施工|クルー建築設計事務所
撮影|クルー建築設計事務所 川原崎唯史
Location:Minato,Tokyo
Area:115㎡
Function:Custom-made suit store+Beauty salon
Type:Interior design
Design:Krew architects/Tadashi Kawarasaki
Construction:Krew architects
Photo:Krew architects/Tadashi Kawarasaki
ありそうでなかった新しいコラボレーションプロジェクト。
東京・三田のタワーオフィスビルに誕生した、オーダーメイドスーツ×美容室
『K51インターナショナル by es hair make』。
外から店内をうかがうことのできない、エントランス兼ウェイティングスペース。
オーダーメイドスーツと美容室に共通する「生地を裁つ」「髪を切る」という“カットする”行為から着想を得て、視覚的にも体感的にもシャープで洗練された空間をコンセプトにデザインしている。
メインショーケースはガラスを突きつけた構成。
商品を際立たせることを最優先とし、カウンターにガラスを立てただけの極めてシンプルな意匠とした。
サインはステンレスの切り文字とし、空間の緊張感を高めている。
高さ3mの巨大なドアは、エントランスとサロン(売り場)を切り分ける“壁”のような存在。
ドアを開けると、天井高4m・奥行き17mの伸びやかな空間が一望できる明快なプランとした。
奥には一席のみの特別な美容室が控える。
通常は邪魔者として扱われがちなビルの巨大な構造柱もあえて露出させ、新設壁とのバランスを丁寧に検討しながら、インテリアを構成する重要なエレメントとして取り込んでいる。
間仕切り壁と商品陳列棚の高さは、幾度ものシミュレーションを重ねた結果、3mに統一。
空間全体に一貫した緊張感とリズムを生み出している。
床には高貴さの象徴である“ロイヤルブルー”を採用。
商品陳列棚の間には、特注カーテンで仕切られたフィッティングルームを配置し、階段を設けることで演出的な体験を加えている。
オーダーカーテンは、マイクロジオメトリックパターンを光沢差のある糸で織り上げた生地。
繊細さと緊張感を空間に与えている。
売り場と商談コーナーの間には、まるでハサミで切り取ったかのようなソリッドな壁を立ち並べた。
その先には、自然光が差し込むテラスに面した商談スペースが広がる。
一席のみの特別な美容室は、スーツ売り場とは配色を変え、空間に変化と奥行きをもたせている。
照明は色温度3500Kの硬質な光。
男性的でありながらエレガントな空間を演出している。

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